レンタルはレンタカーに代表されるように1日、1週間、または1ヶ月といった比較的短期間の物品賃借の形式を意味するもので、機種(物品)の選定もレンタル会社の在庫の中から選ぶことになります。
これに対してリースは、通常2年以上という比較的長期間の賃借システムをとるもので、契約期間中の中途解約は原則的に認められません。しかしリースは、ユーザーの必要とする機種(物品)をリース会社が新たに調達するという特長があり、この機種選定の自由度が大きな魅力となっています。
割賦販売では、代金の分割払いが完了するまでは、所有権は留保されますが、契約当初より、ユーザーは自己資産として固定資産税などを支払う必要があります。
リースでは、物件のリース期間中、そして満了後においても、その所有権はユーザーに移転しません。
項目/種類 | リース | レンタル | 割賦販売 |
---|---|---|---|
■契約期間 | 通常2年以上の長期契約 | 日、週、月単位で短期間 | 中・長期間(最短24ヶ月より) |
■使用目的 | 機械設備のように比較的長期に継続する場合 | 一時的に使用する場合 | ・比較的中期的に使用する場合 ・自己所有 |
■中途解約 | 認めない | 認める | 認めない |
■対象物件 | 汎用性のある動産 | 汎用性のある特定の動産 | 広範囲な動産 |
■お客様 | 特定の相手先 | 不特定多数の相手先 | 特定の相手先 |
■所有権 | リース会社 | レンタル会社 | 代金完済時(所有権留保方式)にお客様に移転 |
■料 金 | ○保険料や固定資産税も含んでいるので実質的には他と比べて安い ○リース期間満了後の再リース料は割安 |
○リース料金より割高 ○契約更新の場合も料金不変 |
○毎月の支払いはリース料より安い |
■経費処理 | 全額損金処理 | 全額損金処理 | 利息・物件の減価償却費 |
■物件の調達 | お客様の指定により調達する | 常時在庫 |
お客様の指定により調達する |